leap before you look

カレーだいすき。

今度こそ、オルトアールの思い出

雨。今日の昼休みは屋上で、どのくらいの雨なら傘をささないで田町まで行くか、というあたりの話などする。昼休みも雨が降ってたんだけど、私、「このくらいなら私は田町まで行くね」というと、女子たち、「私なら会社に傘を取りに戻るよ!」「私も!」と・・・そうですか。私は傘をさすのもめんどくさい派だ!傘嫌いだ。傘が好きになれるようないい感じの傘ならきっと気持ちも変わるはずだなあ。

そして今日は家でひとり。社員氏は大阪に泊まりの出張。私、これがこの家で暮らしてから3回目の一人の夜だ!3年半もここに住んでいるのに、たった3回目だなんて・・・社員氏に感謝だ。あんまりひとりにしないでくれてありがとう。今日も明日も会社っていうのもあるだろうけど、思ったほど超さびしいということはないね。というのは、今はまだ普段の社員氏も帰って来ない時間だからかも。慣れてる時間だからかも。帰って来るのが当たり前と思うからかも。でも明日までは帰って来ないんだけども!私、考えたら、今の家に住んでからは社員氏と一緒で、その前はちょこっと実家にいて、その前は妹と住んでたから、もう7、8年一人暮らしなんてしてないんだな。今日はひとりだし、適当に遊びにでも行こうかニャーと思ったんだけど、そんな日に限ってお母さんからクール宅急便が届くってことで8時には家にいた私でもある。でも・・・きっと寂しいからってふらふらしてるとくたびれてだめだっただろうな。お母さんありがとう・・・クール便は野菜がぎっしり詰まってた。

昨日、「オルトアールの思い出」なんていうタイトルで日記を書いたのに、ほとんど何も書かなかった私である。今度こそ書きましょう。

私はオルトアールが今月いっぱいで終わるということを知る前、去年?からこのはてなダイアリーに場を移して日記を書き始めた。オルトアールに不満があったことはまったくなくて、ブログというあれに乗りたかったから、というとてもアサハカな理由から。ひそかにいろんなブログでブログを書いてみていたんだけど、Livedoorブログも、yaplogもあんまり長続きしなかった。でもはてなは大丈夫。なぜはてなにしたかというと、オルトアールみたいに、技術的文化的なこころざしを感じたから。インターネットの中でいち文化になりうるところに身を置きたかったのだ。
オルトアール、私はインターネットをただの場所としてしかとらえてなかった頃に出会ったのだ。しかもネット上ではなくて、下北沢のヴィレッジヴァンガードで、『オルトアール総合雑談中心』という、書籍化したやつで・・・。自分がまさかインターネット上に日記を書くなんてほとんど考えられなかった頃だった。書き始めたきっかけは、その本を読んで、私もこれに関わりたい!と思って、オルトアールのオフィスに訪ねて行ったこと。関わりたくて、何かできることはないですか、と言ったそのとき私は大学3年生、7年前。もちろん何もできるわけはなかったんだけど、(今SEをやっててよけいそう思う、役に立てるようなことなんて今の私にだっていっこもない!)「何か書き始めてみませんか」と言われたあの感じはとてもよく覚えてる。あの出会いがなかったら私はこんなふうにして何かを書いたりはしてなかった。
オルトアールで日記をかいて、そしていろんな人の文章を読んでいて感じたことは、技術ってかっこいいなということ。浅い!浅いことを言うんだけど、システムにまったく関係ない、文学部の学生だったり広告を勉強してる学生だったりした私がシステムエンジニアに今なってることに、オルトアールはとても関係があると思う。私もあんなふうに技術的文化的こころざしを持って、何か作れるといいなと今は思うよ。自分の目の前のことしか見えてない今だけども。
そういう意味でオルトアールは私の人生の可能性をぐーんと広げた存在だったなと思います。なくなるのは残念だけど、なくならなければこんなふうに考えたりもしなかったと思う。またインターネットにすばらしい文化が根付くことを願ってる。そして、なくなってからじゃなくて、今、そういうのに気付いて行きたいなと思うわけです。だから書くよ。どんなに小さなことでも。


昨日あれだけ