leap before you look

カレーだいすき。

青春はいちどだけ

土曜日は朝から夜中まで遊びに遊ぶ。朝は早くから同期と東京競馬場へ。結構な人数で行ったのだけど、同期たちは黙々と真剣に競馬新聞(スポーツ新聞じゃなくて白いやつ)に向かっててちょっとおもしろかった。競馬場って初めて行ったけど、(今までWINS←場外馬券売場にしか行った事がなかった。そっちのほうがおっさんくさいよと同期には言われたけどもどうだろうね)本当に広くて清潔でびっくりする。そしてびっくりするくらいそこで働いている人達も丁寧・・・もっと適当でいいですよ、と思ってしまったよ。そしてまた私も赤いサインペン片手に真剣にスポーツ新聞と向かい合う、けども、そんな私の隣で、はずれが続いた同期が半ばやけくそ気味に、JRAの中のお金の動き方、JRAのお金持ちさをやけにくわしく語りかけてくれた・・・競馬をやってる時じゃなかったらもっとこっちも詳しく聞きたかったところですよ。結果的にはメンバーのほとんどは負け、私は安全に安全に賭けてた甲斐があり、勝ちも負けもせず(目標はプラマイゼロだったので見事目標達成・・・むなしい)、やけくそ気味に私にJRAについて語ってくれた同期がガン勝ち。おめでとう同期!お金を賭けるのに慣れない私はまだどきどきしちゃってあれだけど、競馬場自体はまた行きたいな。牛丼がある吉野家は今競馬場と築地だけなんだよ。もちろん食べました、牛丼。

そして夜は、本屋の時の友達の送別会。友達はほんとにやりたいことをやりに地元である九州に帰っちゃう。彼とは東京で出会ったけど、途中ロンドンに何年かいたり東京にちょっと戻ってきたり九州に帰ったり、そしてまた東京に戻ってきたり、と、あんまり一つの所に居着く感じではなかったから、またいつかどこかに行っちゃうんだろうなとは思ってたんだけど、今度こそは東京に戻ってくる事はないんだろうなという感じ。で、昼に牛丼を食べたのに夜も牛、モーモーパラダイスですき焼きを食べまくる。お別れだなんてことはその時はあんまり頭にはなくて、普通に遊んでるみたいに楽しく、超楽しく食いまくりしゃべりまくる。ほっっっっっとんどが下品な話で超盛り上がっちゃったけど(みんな私が女子だということをすっかり忘れてるね・・・それはもうやはりそこにいた社員氏すらも)、そしてみんなで家に帰ってきてからもこの狭い部屋で社員氏含め4人でぎゅうぎゅうになってやりこんだゲームの動画とか見ながら過ごしたり。それはもう別れなんて気配も見せない変な送別会だったのだ。
みんなで寝て、翌日は日曜日、新宿駅までみんなで行って、そこで彼ともしばしのお別れ。また会えるとは思うから、普通に手を振って別れたわけ。その時は寂しさもちょっとで、それはたまにしか会えない友達と遊び終わる時となんとなく似てるくらい。
でも家に帰って、何となくiTunesの中の音楽ファイルを整理しようと思ったところからがやばかった。彼とよく遊んでた時に聴いてた音楽とか、一緒に聴いてた音楽が多くて。なんだか本屋でみんなで働いてた頃のいろんなことが一気に頭の中に出てきてしまった。
私は大学3年の夏に、イギリスから帰ってきてなんだか虚脱感でぼーっとしてた時期にも飽きて、本屋でバイトをしたくなって、渋谷の本屋でアルバイトを始めたんだけど、そこで出会ったのが彼なのだ。バイト自体はもうみんなやりたい放題で、みんなそれぞれが好きなジャンルの棚を担当して、好きな本を置いて、夜10時まで働いたら、いつも誰かの家に集まって、好きな音楽を聴きながらお酒を飲んだり深夜にハンバーグを焼いたり散歩に出てみたり朝焼けを見たり、だらだらと将来やりたいことの話なんてしてた。みんなそれぞれとっても好きなことがあって、刺激ばっかり受けてた、でもそういうのに対して嫉妬とか見栄とか、自分なんてたいしたことない、的な気持ちなんてなくて、素直にいろんなことを彼らから吸収できたのもあの時期かもなと思う。私の中でのとてもいい思い出の時期、今の私の大きな部分を作ったその時期を彼も一緒に過ごしていたわけです。(そしてその途中からは社員氏もその仲間に加入・・・当時はまさか社員氏を好きになるとは夢にも思わなかったけど。)あまりに楽しくてずっと続けばいいとは思いつつ、ちょっとずついろんなことが変わって行って、ちょっとずつみんなばらばらになって行った訳だけど、もう何年も経った今でもあんまり遠く離れた感じがしないのは、あの時の仲間の中でも彼くらいかもなと思う。どこにいても遠くないというか・・・不思議なんだけど。でも今度こそは東京に戻ってくる事がないと思うとちょっと寂しいよ。どこにいてもきっと会えるけど!
なんだか私はいつもどこかに行く彼の背中ばっかり見てる気がするよ。私もせめてやりたいことに向かっていたいなと思う。今やってることからどんなに遠回りでも、だ。

THE WORLD IS MINE

THE WORLD IS MINE

↑本屋の時を思い出すと一番に浮かぶのはこれ。11曲目の「Thank you my girl」をくるりのライブでいつか聴くのが私の密かな夢だ!