部屋を探しに行く

日曜。今日はひとり、部屋を探しに近所をふらふらする。

今の家を私も社員氏も非常に気に入っていて、できたら引っ越しなんてしなければそれが一番いいんだけど、２人で住むにはやっぱり狭い。だからなるべくこの家の近くで今よりちょっと広い部屋を探そうと、いくつか不動産屋さんをまわってみた。
とは言え、私が考えている条件は基本的にとても厳しいだろうなとは思ってもいた。それは主に場所と広さと家賃の関係のあたり。そのへんの現実の厳しさに直面するのが怖くて、まずはチェーン店的なメジャーなところに行ってみる。「厳しいね〜」といわれ、やっぱりそうですよね、と思いつつ、予算をちょっと上げて探す。まあ許容範囲内だなと思ういくつかの物件を見てみる。なんか・・・思ったよりはきれいだし、２人で住むには広さもちょうどいい、だけど何か心が動かない。窓から見える風景が何かどよんとして見える。悪くはないんだけど・・・ここに決めますとは言えない何かがあって、決められない。とりあえず物件をおさえてもらうこともせず。
なんだか気持ちがどよんとしてきたので、今住んでる家を紹介してくれた不動産屋さんへ行く。そこは地元の不動産屋さんだし、今の物件もとても気に入っているから、いい感じのお部屋があるんじゃないかと期待して行った。ら、案の定！予算内でいい感じの部屋が次々と。自転車でいくつか見て回る。今住んでいるところよりはやや駅から遠いのだけど、自転車も置けて（今の部屋は置けない・・・）広さも予算もぴったりの部屋を見つけました。駅からは遠いけど、とても気に入ったよその部屋を。1LDKなんだけど、なぜか２畳くらいの小さい部屋（しかも窓までついている！）があるその変な家。本棚と机を置いたらちょっとした書斎ですよ。何も書いたりしないんだけども。その明るくて広々とした感じ、新しい生活って感じにはぴったりで私はとても気に入ったよ。来週、社員氏と一緒に見に行こう。
家を探すのに、安心感というか信頼感というのは大切だなとひしひしと感じたよ。まさかこんなにするっといい家にめぐり会えるとは。とは言えまだどうなるかはわかんないけども。
もしそこに本当に引っ越すことになれば、この家に住むのもあと１ヶ月。ぴったりあと１ヶ月だよ。今となってはものが増えて、狭くてどうしようもない家だけど、今までで一番長く住んだ家だし、場所にもとても愛着があった。社員氏との生活のほぼすべてがここにあったから、やっぱり寂しいよ。寂しいけど、次の家は、それはそれできっと愛着が湧くものなんだろうなーとも思う。そこで新しい生活を始めるよ。
ほんとにもうすぐ結婚するんだなーとしみじみ。実感が全然ないんだけど、そしてまだいろいろ越えないといけないこともあるけども。

というか、社員氏のほとんど放置してある家、もうすぐ取り壊しになるかもしれないそうだ・・・と昨日知ったと社員氏。このタイミングのよさ。もう１０年もあの早稲田の家を借りていたんだって。取り壊しとか・・・ホントにあるんだね。